岡山の歯科材料卸売株式会社リンケージ藤波　ひとリンケージのページ

株式会社リンケージ藤波

	医療法人きむら歯科医院
	院長
	木村　秀仁

1956 岡山県岡山市三浜町の開業医の長男として誕生
1975 東京歯科大学入学
1981　　同校　　　卒業
1983 東京歯科大学助手採用
（歯科補綴学第二講座）
1988 歯学博士学位授与
「クラウン・ブリッジにおける各種合着材の
辺縁封鎖性に関する実験的研究」
父の木村歯科医院勤務
1991 父の跡を継ぎ、きむら歯科医院開業
2000 医療法人きむら歯科医院開設
2004 ＳＰルームオープン
ホームページ開設
現在岡山県保険医協会歯科部会長
日本補綴歯科学会会員
日本接着歯科学会会員
日本ヘルスケア研究会会員等

人生の分かれ道はすべて自分の言葉しだい

最近読んだ本“あなたが変わる「口ぐせ」の魔術”の中で
仕事でもプライベートでも参考になるものがあるので皆さまにご紹介しようと思います。
実は私も日々の診療中、口ぐせになっている言葉があるらしく、
周りの人間から指摘されて初めて気がつくことがあります。
著者によると使う言葉を吟味することで、
その人の人生観　お金に対する考え方　社会や国家に対する考えかたが分かるそうで、
改めて言葉の持つ重みを感じました。
何かにつけ「すみません、すみません」と言う人は
一生申し訳ないと頭を下げ続ける人生をおくることになるが、
何かにつけ「ありがとう」といえる人は感謝に満ちた人生を送ることになる、
この違いなのです。
逆説的にいえば口ぐせになっている言葉を意識的に選ぶことで、
自分も変えられるし回りから受ける印象も随分違ってくるのではないでしょうか。
「あ〜あ、疲れた」ではなく「今日もよく頑張った、偉いぞ」に
『あ〜あ、運がないなあ』ではなく「いい勉強になった、これから必ず運が開けるぞ」に
「もう歳だから」ではなく「まだ何歳だから」に
折り返し地点過ぎたこれからの人生、同じ送るなら言葉一つで運をつかむ、
何ごとも積極的に楽天思考でいきたいですね。

患者さまの行動変容が私にかかっている

生を受けて半世紀
歯科医師になって四半世紀
開業して２０年
社会的にいえば企業の中間管理職の世代と同年齢でしょうか。
仕事に対する情熱も個人差がでてくるこの年齢にして、
益々仕事がおもしろいと感じる自分は実に幸せだと思っています。
とはいえ、皆さんご存知のように近年、歯科界全般は明るい話題が少ないのが現状です。
独自の特長をだそうと
ホームページの充実　イベントの企画　院長のブログと攻めの戦略にまわる歯科医院も多く、
アナログ人間の私にとっては多彩な才能を持つ先生方に感心するばかりですが、
そんな私にもここだけは譲れないというものがあります。
一日の診療が終わりスタッフも帰り支度にかかる頃、
患者さまと一対一でじっくりと向き合って約一時間　ほぼ毎日カウンセリングするのです。
日々の忙しい診療時には得られない手ごたえがあるのです。
痛いときしか歯科医院に行かなかった方が定期的に検診しようと意識が変わったり、
80歳まで自分の歯で美味しいものを食べたいと人生の目標ができたり、
口元に自信ができ性格まで明るく変わる女性がいたり、
診療室では見ることのない患者様の素顔があり、こころ開いてくれる時間なのです。
せっかく当院を選んでくださったわけですから出来るだけ長くお付き合いしたいと思いますし、とことん望む方には出来るだけの事を提供したいと思っています。
私の医院で出来なくても連携医を紹介し、また歯科医だけでなく他科の医院の紹介もしています。
気がつくと「今夜もまた熱く語ってしまったかな」と。
私だけが一方的に話すのではなく、もちろん患者さまにもたくさん喋っていただきたいので、
まさにHEART　TO　HEARTです。
医院の業務もたいていの事はコンピュータでスピード処理できる時代になりましたが、
このカウンセリングだけは医療の原点に戻ってじっくり患者様と膝つきあわせています。
思えば開業当時、数ばかり気になっていた時代がありました。
患者数　診療時間　保険点数。
もちろん医院の運営にあっては数の管理は必要なことであります。
でも、このカンセリングで患者様と共有する時間が
今の私にとって最も楽しい仕事の一つであり、
歯科医としての新たな発見ができる貴重な時間です。
そんな訳で、限りある診療時間のなかで訪問歯科診療をしかたなく規模縮小しましたが、
これからはカウンセリングの強化、症例検討の充実　若い新人ドクターとの研修の強化　と
診療スタイルも日々変化しています。
生命保険も人生設計に応じて１０年に一度見直したほうがよいと言われますが、
診療スタイルも年齢とともに変わっていくものだと思っています。
この４月から新生の「きむら歯科医院」がこの１０年どう進化してくか、
もう５１歳　いや　まだ５１歳のこの私に何ができるか楽しみです。

来月はアイデンス　コールセンター長
柴崎直子さんにリンケージします。