株式会社リンケージ藤波
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サニア株式会社
代表取締役
木庭 昌吾
プロフィール
1971年 ㈱福武書店入社『現 ㈱ベネッセホールディング』
1990年 取締役就任
1992年 株式会社シンフォーム 代表取締役社長を兼務
1996年 株式会社ベネッセコーポレーション 取締役退任
2000年 株式会社シンフォーム 代表取締役社長退任
2001年 サニア株式会社創業 代表取締役就任
【サニア株式会社の事業内容】
1、予防歯科医療の普及
予防に取り組む歯科医院のサポート
2、歯科医院専門の経営コンサルティング
・ 増患増収 ・自費率アップ ・予防の立ち上げ ・スタッフの能力開発
・ 円滑な親子継承、他
「人は変わりますか?」
仕事柄、多くの歯科医師やスタッフの皆さんと出会ってきました。
私がコンサルティングを行う時には院長のお話を10時間ほどお聴きしますが、院長からよく
お聴きする悩みとして「医院を変えて行きたいけれど、スタッフがついてきてくれない。
どうやったら、スタッフが変わってくれるだろうか」というものがあります。
確かに、院長一人が頑張っても医院は良くならないので、メンバー全員が同じ方向を向いて努力していく必要があるのですが、それがうまくいっていない医院も多いようです。
「スタッフにきつく言えば反発するし、やんわり言うと動いてくれない。どうすればいいんだ。」という言葉を何度も聞かせていただきました。
また、スタッフの方との個人面談も数多く行ってきました。
一人当たり1時間と決めて話を聴かせていただくのですが、ほとんどの場合はあっと言う間に時間が過ぎていきます。スタッフの皆さんは、それだけ多くの想いを抱きながら、日々の仕事をされているのだと実感した次第です。
話題は、先輩や後輩との人間関係や自分のスキルアップなど多岐に及びますが、よく出てくるのは「院長とうまくいかない。どうやったら、院長が変わってくれるだろうか。」というものです。
院長はスタッフに変わって欲しいと思っているし、スタッフは院長に変わって欲しいと思っている。これで、医院は良い方向に進むでしょうか。
お互いが相手に変わって欲しいと思っている間は、恐らく難しいでしょうね。
人は、なかなか変わらないものです。
私がコンサルティングをお引き受けする際に院長へ必ず質問するのは、「院長は変わる覚悟がありますか?院長が変わればスタッフも変りますが、それだけの強い決意を持っておられますか。」ということです。
スタッフの皆さんへはそれだけ厳しい問いかけはしませんが、1時間の面談の最後に「自分が変わらなければ、よくなることはないんだ」ということに気付いていただけるような聴き方を心がけてきました。
自分を変えるのは難しいように思いがちですが、相手を変えるよりは、はるかに簡単です。
「気付いたときに、自分は変われる!」
どうしたら、自分は変われるのでしょうか。
それは、自分にとって本当に大切なことは何かに気付くのがスタートです。
それに気付けば、変わっていくための意欲が生まれます。
私が尊敬している歯科医師で、既に引退されている方から、こんなお話を聞かせていただいたことがありました。
「院長として何が嬉しかったといって、スタッフの成長を目の当たりにすることでした。
20歳ぐらいで初めて社会人になり、当院で一から仕事を覚え、最初は頭を打ちながら泣くようなことが何度もあったけれど、5年・10年たつ内に笑顔も増えて自信が芽生え、輝くような存在になっていく。
その姿は、家にいるご両親は見られないけど、一緒に仕事をしている私には見せてもらえる。
これほど、院長冥利(みょうり)に尽きることはありませんよ。」というお言葉でした。
そして、「スタッフの成長が自分にとって大切だと思えるようになった時から、スタッフの気持ちを考えるようになった。」と続きました。
スタッフの皆さんにとってはどうでしょうか。自分にとって、本当に大切なことは何か。
給料の額も大切、勤務時間や休日も大切なのは、よくわかります。
でも、それ以上に大切なことを考え抜いて欲しいのです。
考えに考え抜いて、本当に自分にとって大切なことは何かに気付いた時に、間違いなく変わっていくことができると信じています。
来月は足立優歯科診療所
院長 足立 優 先生にリンケージします。
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