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経営戦略研究所株式会社 歯科医院地域一番実践会
歯科医院地域一番サポーター・取締役
岩渕 泉
10年間東京都内信用金庫勤務
2005年経営戦略研究所㈱取締役就任
URL:http://www.consuldent.jp/
2008年8月 夫婦成功セミナー講師
2009年6月 歯科医院新人スタッフ育成塾第3回講師
夫婦成功
私が、歯科業界と係わらせて頂くきっかけとなったのが、『結婚』です。
私の夫は、岩渕龍正と言い、某大手コンサルティング会社で、歯科部門を立ち上げ、2005年独立、全国の歯科医院様に、コンサルティング、セミナー講演を通じて、経営面(マーケティングとマネジメント)のお手伝いをさせて頂いております。
夫婦2人だけで、パパママストアで立ち上げましたが、現在は、私ども含め、コンサルタント5名・WEB制作3名・事務サポーター6名の14人の家族の母(取締役)となりました。
私は、夫のサポートを通して、数々の歯科医院様が、地域一番医院に成長される姿をみてまいりました。それと同時に、業績が上がったにもかかわらず、院長先生夫妻が離婚してしまうこともありました。医院がどれだけ上手く行っていても、夫婦が上手く行かないことは、本当に悲しいことだと思います。
私が夫をサポートし続けたい!という気持ちになるのは、夫が、私の意見を否定せずに、受け入れ、取り入れてくれる、相談してくれるということです。
意見を求められ、答え、それが結果に繋がることは、私自身のモチベーションUPにも繋がっています。
けれど、経営者を夫に持つ方にお聞きすると、未だに、意見を命令と思い、『俺に命令する気か!』と、奥様からの意見を取り入れられない男性が多くいらっしゃるようです。
また、夫が経営者でなくても、『なにも知らないくせに、口を出すな』ということがあることに驚きます。
そういう奥様こそ、夫の為、医院の為に一生懸命なのに、夫婦の成功を、自らが潰そうとされている行為に、残念な気持ちになります。
また、よく夫婦で一緒に働いていることを、『一緒に働くということは、四六時中一緒にいる訳だから、大変じゃない?ケンカとか多くならない?』と聞かれたりします。
それを気にされて、ご夫婦で一緒に働くという選択をされない方も多くいらっしゃると思います。
夫婦で一緒に医院、経営に携わることが出来ると、経営者業務を二人でやるわけですから、気づきも実行スピードも、つまりマーケティングもマネジメントも2倍の速度で進むことが出来ます。
ここまでのお話で言えば、まずは夫が変わらなければ、いけないという話のようですが、私の経験から、妻の視点を変えてみる必要性があると思っております。(感動ストーリーへ)
世の中のほとんどの夫婦はお互いに協力せず、相手に求めてばかりいることで、楽しさは半分、苦しみは2倍になってしまっているように思います。
しかし、私が考える夫婦成功とは、うれしいことは仕事だけではなく、家庭のことでも共に喜びあい、楽しさを共有し、その楽しさと喜びを共有することで2倍となり、辛いことや悲しいこと、辛いことはその苦しみや辛さを共有することで半分になることだと思っております。
夫婦成功までの道のり
私は、結婚にとても憧れていて、結婚式が女性が一番輝いている時だと本気で思っていました。
結婚する際に、夫は私達の将来を語っていました。自分の事業をサポートしてほしいこと、自分の父の会社を引き継ぐこと、経営者の妻になる上の考え方や心構え、覚悟が必要という話でした。
もともと専業主婦になるつもりはありませんでしたので、勤務先が、変わる程度だと思っていました。『コンサルをするのは夫、稼いでくるのは夫の役目』なわけだから、私は経理ぐらいをちょこちょこっとやって、慣れてきたら、家事や育児を両立させていこう!ぐらいに思っていました。
そんなレベルの女性でしたので、結婚出来ると思えば『サポート?OK、OK』と言ったかんじで真剣に、自分の中に落とし込めてはいませんでした。
私にとって「仕事とは、旦那さんが家族との生活の為にやるもの」という認識でした。
結婚して1年間は前職の信用金庫に勤めていました。夫は「月の半分は出張、帰宅する時も終電」ともの凄いハードな日々を送っていました。
忙しいことは承知していましたが、どこか他人ごとのように思っていました。
体のことは常に心配していましたが、「彼は忙しいのが当たり前」と思うようになっていたのです。食事を作る、出張の用意をする、時々マッサージをしてあげる、労いの言葉をかける、「私も収入があるわけだから、彼は彼、私は私のそれそれの時間があって良い」と思っていました。
独立したいのは彼なわけだから、岩渕が一生懸命やるのは当たり前、と思っていたのでしょう。どこかで人ごとだと思っていたことが大きな間違いだった、ということを後から知りました。
信用金庫を退職して、独立準備から立ち上げまで、慣れないことの勉強とそれと同時に環境がどんどん変わっていきました。
特にパソコンの勉強は慣れないことなので、面白くもなくカリキュラムもスローペースでこなしていました。それをみて夫は「そんなんで良いの?もっとこの時期に実践を積んでおかないと独立してから苦労するよ!」と言われました。
独立前も、岩渕の父の会社を引き継ぐ形だったので、引き継ぎ業務や処理事態も複雑で、岩渕の父とのやりとりも、物凄く大変で、それだけで嫌になってしまいました。
独立後も、
「この忙しさは、誰のせい?」
「あなたが私に断りもなく、勝手に告知なんかしたからでしょ!?」
「すべてにおいて、なんでこんなことやらないといけないの?」
「私は、ここまでしてお金なんかほしくない!」と夫に対してひどいことばかり言っていました。
しかし、当時は私しかいませんでしたので、信用金庫時代の3倍以上、働きました。マイナスの口癖は、『このままだと死ぬ』でした。
独立前は、夫婦の思い出が旅行ぐらいしかありませんでした。しかし・・・
独立1年目の2005年が終わった時、その年は、旅行にも行っていない私達夫婦は沢山の宝物を二人で手にすることが出来ていました。お客様からの感謝の言葉、私のことをファンだと言って下さる歯科スタッフさんや、歯科妻、自分を褒めてあげられるほどの成長、経営戦略の新しい仲間。
そして、2008年の『夫婦成功セミナー』では、120名60組以上のご夫婦が、私の講演にお越し頂き、会場には、花束や、プレゼントが届きました。
そして、私は「結婚式の時より、遙かに、今の自分の方が輝いている」と実感出来ました。
他人事だと思っていた夢の実現に、自分自身が関わっていることの充実感は、とても気持ちいいものでした。夫に対しても、独立前は『頑張ってね』としか労いの言葉が出てこなかったのが、『ありがとうね!』『頑張ろうね!』という言葉に変わっていきました。
勿論、経営とは1年で終わる訳がないので、2006年からもセミナーでのトラブル、マネジメントの問題など様々な問題が起きました。
しかし、原点となった2005年という大きな壁を乗り超えたことで、今日があると思っています。
よく、「私はこんなことがやりたかった訳ではない」と、思っていましたが、
私には、「本気で他にやりたい夢があったのか?」と言えば、なにもありませんでしたし、やりたいことがあっても、一人で乗り越えていけないものばかりでした。また、「夢は叶わない人の方が大半だ」と思っていました。なので、「夢とは叶うものなのだ!」と夫をサポートすることによって実感出来、さらには、次の目標や、自分自身で夢も描くことが出来るようになったのです。
夫をサポートするかたちは、様々だと思っています。
けれど、「あなたは、あなた。私は、私」という考えでは、事業がうまくいったとしても、本当にそれは成功といえるのでしょうか?
私は、子育ても成長出来るチャンスだと思いますが、「仕事を通じて人間は成長する」と思っています。その成長を夫婦で共に実感出来、共に喜び、共に歩めることは、素晴らしいことだと思うのです。
来月は医療法人 たなか歯科
理事長 田中 賢治 先生にリンケージします。
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