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歯科衛生士(フリーランス)
丸尾 操

1963年生まれ
1983年岡山歯科衛生専門学院(現・岡山高等歯科衛生専門学院)卒業
卒業後、県内の歯科医院(2医院)で8年間勤務後、出産を機に退職。
約10年、専業主婦として家庭に入った後、仕事を再開。
2006年Jokanスクール、アシスタント講師
2007年岡山大学医学部・歯学部付属病院歯周科、登録研修歯科衛生士
2009年フリーランス歯科衛生士としてヨチヨチと歩き出しました。




ある日の診療から

先日の岡山大学病院歯周科の診療でのこと。
患者さんはその日に初めてお会いした30代半ばの女性の方でした。これから補綴治療が始まるので、歯周科の担当歯科医師より歯肉の炎症の消失を依頼されて私が担当することになった方でした。

第一印象は真面目そうな方だなぁと、、、
口腔内を拝見すると、ここ数年の環境の変化が口腔内に及ぼしている影響を感じました。口内炎を繰り返すのも、歯磨き後に舌に痛みが起こる症状が出だしたのも、妊娠・出産を機に始まったということが患者さんとの話でわかりました。
そこからは溢れ出すように「毎日がイライラして仕方がない。」「上の子(3歳)にとても手がかかる。」「辛い、、、」と涙ながらに話されました。

お子さんが1歳と3歳、、、
我が家のもうすでに高校生になった男の子2人も2歳違いです。同じ頃、私も大変だったことを思い出しました。お話をよくよく聞いていると、近くに援助してくださるおばあちゃまもいらっしゃるし、公園でお話をするママ友達もいることがわかり、安心しました。
気持ちを吐き出して、少し笑顔になって頭を下げながら帰られる姿をお見送りしながら、心の中で「ママ、頑張れ!」と患者さんの背中にエールを送りました。

口の中にはその方の様々な生活や、精神状態も見え隠れします。私達、歯科衛生士が行う口腔衛生指導は一人ひとりの患者さんのバックグラウンドを丸ごと感じつつ行うことが多くなりますし、また、そうでなければならないとも思います。すんなりといくことばかりではなく、時には悩み、だからこそ患者さんと一緒に喜びあえることもたくさんあります。まだまだ私自身、充分できているとは思えず、歯科衛生士の仕事は奥が深いなぁと、日々思うことばかりです。
歯科衛生士として、小さなことにも気づけられる目と、人と気持ちを通わせ合える瑞々しい心を持ち続けたいと、ある日の診療後、衛生士業務記録を入力しながら思ったことでした。


醍醐桜との出逢い

最近の感動!というと、、、
先月(4月)のこと。岡山県北に位置する落合の「醍醐桜」を見に行ったことです。
ニュースで満開だと聞きつけ、車で向かいましたが、途中までは順調!
しかし、後5㎞という場所から渋滞で少しずつしか前に進まなくなりました。
山間の幅の狭い道に多くの車が押し寄せたためで、一年に数日間の山里の喧噪だなぁと開けた窓から入る春風を感じながら気長に待つことにしました。
渋滞から2時間かけて、何とか麓の駐車場に車を置き、そこから山道を30分ほど登りました。
途中にはボケの花やミツマタの黄色い花が咲いているので足を止め、春を愛でながら歩いていくと、少し小高い丘に大きな桜が見えました。その瞬間「ウワァ~!!」と自然に声が出ていた私でした。丘に一本だけそびえ立ち、その枝には花が満開の姿は見事としか言いようがありませんでした。
その桜は樹齢千年と言われ、後醍醐天皇が隠岐の島に流される時に立ち寄り、その姿を称したことから「醍醐桜」と名付けられたとのことです。
長い風雪雨に耐えたその孤高の姿に、感動しました。

ここ数か月間、パソコンでの仕事も多く、ましてや自然に触れ合うことも少ない私の生活でしたので、「やはり自然はイイ!」と、たまには自然の中に身を置く大切さを感じました。
 春のシャワーを目いっぱい浴びて、、、、その日の帰りは花粉症が最悪でしたが・・・でもやはり、来年も会いに行きたい!






来月は上本町ヒルズ歯科クリニック
永井 美也子先生にリンケージします。





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