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蔭山 公之
院長
とよはま歯科
昭和42年 岡山生まれ
平成05年、朝日大学卒、歯科医師免許取得
岡山オルソドンティックリサーチグループ所属
日本矯正歯科協会会員
フューチャーデンティスト育成コース終了
『 本厄(ほんやく)!!』
皆様、はじめまして、今年、本厄を迎えた蔭山といいます。
宜しくお願いします。
9年目になってやっと、院長という役職の重責に気づき、逃げ出したくなる気持ちをぐっとこらえて、日々奮闘している愚か者です。
本当は、厄とゆうものはなく、過去の行いの後始末や、しこり、ツケがまわってくるのが、人生の中で、この時期・年齢なのだとはお聞きしているのですが、実際のところ、本当にきついですね。
内容は、歯科医院を経営していたら、皆様が通ってこられたか、難なくパスされた道なのですが、私にとっては、晴天のヘキレキか、人間不信に陥りそうなくらいショックなできごとです。(現在進行形)
ただ、こんな私にも、一生懸命尽くしてくれる妻とかわいい2歳半の長男がいますので、何とか乗り越えようと人目もはばからず、髪の毛振り乱して、できることから改善し、悪戦苦闘しておりますが、皆さんこんなに辛いことをどうやって乗り越えられたのか、コツや考え方の変え方などありましたら、ご教授していただけると助かります。
昨今の歯科業界の院内外に混在する多種多様な困難や問題点をはじめ、良いことも含めて、1医院で解決するには難しい時代が来ていると思います。
一人の患者さんに対して、より多くの選択肢を提示し、各々の医院同士が協力しあって『みんなでより良くなる』ように、協力や分担、相談が出来るようになると、院長が一人で悩んだり、つまらない石にケツマズイたりせず、苦労は分割し、喜びは何倍にも大きくして分かち合えるようになるのではないかと思います。
『 はいしゃさんになりたい!』
最近、2件ほどあったのですが、通ってくださっているお子さんが言ってくれました。
やはり、涙が出そうになるのをこらえながら、保護者の方と談笑していますが“ ここ数年言われてなかった言葉 ”でした。
思い返してみると、開業時の初心を忘れている自分がいました。
『技術の押し付けでなく、「今、この患者さんに何が必要か!」を考える』
『今の自分にできることを一生懸命する』
を理念に開業したはずですが、具体的に明記・標榜していなかったため(求人票に書いただけ)、それに順ずる目標設定や就労規定がないまま、だんだんと曖昧になり、自分の意志の弱さも手伝って、漠然とズルズル、でも走っていた 8年間でした。
『 いいことがしたい! 』という思いだけでここまできました。でもそれだけでは生きていけない、失敗の許されない開業。
少しずつ、いろんな計算をし始め(これが間違っている)、一生懸命しているつもりが、内外の人に迷惑をかけていることも多々あったのではないかと思います。
『 はいしゃさんになりたい!』と言ってくれたお子さんにとって、人生の岐路といえるかどうかわかりませんが、本当に歯医者さんになったときに、いっしょにやれるようになっておきたい。
そのためには、私が良い人間になり、良い環境を整備して、良い歯科医師になり、人がここで勤めたいと思える箱(医院)を創れるよう、仁術に努める。
書くのは簡単で、実際、達成するには私一人の力では頼りないので、リンケージさんをはじめ諸先生方の人の輪(和)の恩恵や感謝の心をいただきながら、日々、歯科道に精進して励みたいと思います。
来月はさながわ歯科クリニック
院長佐名川 徹先生にリンケージします。
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