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小川歯科クリニック
院長
小川 克昌

1952年 総社市に生まれる
1976年 東京歯科大学卒業
1980年 東京歯科大学大学院
       歯学研究科修了
      (歯科麻酔学専攻)
1980年 東京大学医学部附属病院分院
       麻酔科勤務
1982年 東京歯科大学 講師
1985年 東北歯科大学(現奥羽大学)
       助教授
1988年 歯科医院開業(総社市にて)

東京歯科大学講師
日本歯科麻酔学会会員
日本障害者歯科学会会員
日本スポーツ歯学医学会会員




歯科医は歯科医師

 大学を卒業後、12年間歯科麻酔学を学びました。いろいろな医師と仕事をするうちに、医療の中で歯科部門を担当しているのが歯科医師であるという思いが強くなっていきました。日本では明治以後、医科と歯科が別々に進展してきたようです。医師(医者)と歯科医(歯医者)という言葉は全く別の職業のように使われてきたように思います。近年、歯科開業医に医学の知識が必要になる場面が多くなってきました。感染予防、合併症をもつ人の治療、救急時の対処法など多くのことが要求されます。開業医は歯科医療の多様化した情報と技術を習得し、なおかつ、たくさんの医学知識も学習しなければならないということです。大変です。歯科医ではなく、歯科医師(医療の中で歯科を担当している医師と考えます)としての対応が求められています。岡山県歯科医師会では、県執行部の理解を得て2001年以後、救急蘇生の講習会が強化され学術部の中に救急蘇生講習班が設置されています。現在インストラクターは十数名で、県歯会員を対象に県歯会館あるいは各支部に出張し講習会が行われています。特に救急蘇生法のABCとAED(自動体外式除細動器)の使用方法は一般の人にも広く普及されつつあり、歯科医師も知っておく必要があります。1人、2人の専門知識を持った歯科医師が講習会を開き、飛びまわってもすべての歯科医師に普及するには無理があります。県歯科医師会レベルで取り組む仕事です。各県にも継続的に必要な医療の知識が学べる体制ができることが望まれます。


アンコール・ワット

 ここ何年も「感動した」「驚いた」ということは、ありませんでした。しかしながら、これは勘違いでした。ある物事を観た、聴いたことに対して私の感性が鈍っていることに気付きました。
 昨年、知人にカンボジア訪問団に参加しようと誘われました。この訪問団は高梁ロータリークラブの第11回カンボジア圓山小学校訪問団です。十数年間、タケオ州の田舎の村(プノンペンから約60km)に教育支援活動を行い小学校の建設、高校に図書館、水の浄化施設、今年は小規模診療所の整備などカンボジアの人とともに管理運営しています。その中に里親会(小学生、中学生を支援する)あり、私も里親の1人です。11月下旬、関西空港―バンコク―プノンペンへ到着。次の日、朝6時過ぎ、バス3台でタケオ州の村に向けて出発。この日、多くの驚き、感動がありました。バイクの5人乗り、交通ルールほとんどなし。国道2号線を離れると舗装はなく、でこぼこ道を4時間以上かけて現地に到着。大歓迎の出迎え、小学生の目の輝きが違う、昼食での大きな海老がおいしかった、里子の家を訪問、泥水のなか水浴びしている子供たち、走る車の屋根に乗っている人、優雅な“アプサラ”の踊りなどなど。
 翌日、プノンペン―シェムリアップへ到着。遺跡3か所を見学しました。まず総延長12kmにもおよぶ環濠と城壁に囲まれているアンコール・トムへ行きました。南大門を入り、中心に位置する仏教遺跡のバイヨンまでは1km以上の道のり。微笑みをたたえた巨大な四面仏、回廊のレリーフ(浮き彫り)に感動。次にタ・プロム仏教寺院に行きました。巨大なガジュマルの木々に押しつぶされた回廊、大木が遺跡を侵食する光景に驚き。最後にアンコール・ワットを訪問しました。南北約1.3km、東西約1.5kmの堀で囲まれています。参道は約600mと長く、中央の神殿に近づくにつれ期待感が高まっていきます。神殿回廊のレリーフは長編の絵巻、また壁に浮かび上がる数々のテバター(女神)。魅惑の微笑みをたたえる像がこの空間を神秘的にしているようで感動。しかし、1日ですべてを観ることはできません。もう一度、ゆっくりこの場所に立ちたいと思いました。 
 日々の仕事や日常生活に追われていると、人間は非常に鈍感になってしまいます。年に一度は旅に・・・・・・・・・・・・・・。



来月はタカラベルモント(株)
高瀬慶和様にリンケージします。





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